大学院 カリキュラム・各種制度・教員免許

大学院・履修概要

 

飛び級制度

学部3回生から前期博士課程に入学できる「飛び級」や、優れた研究業績をあげた大学院生は、修了年限を1-2年短縮して学位を取得する制度もあります。

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長期履修制度

理学研究科では、平成24年度より長期履修学生制度を導入します。

職業を有する等のやむを得ない事情により履修・研究する時間が制限されるため、標準修業年限(前期博士課程は2年、後期博士課程は3年)内での修了が困難な学生に対して、一定期間にわたる計画的な履修を認める制度です。

申請資格

「職業を有する者」、「育児・介護等を行う者」などです.在学生だけでなく,入学予定者も申請できます。ただし、最終年次(前期博士課程は2回生、後期博士課程は3回生)在籍者は申請できません。

長期履修期間

在学年限(前期博士課程は4年、後期博士課程は6年)の範囲内で、1年単位(4月から翌年3月)で長期履修期間を定めることができます。

授業料

標準修業年限分の授業料総額に相当する額を、長期履修期間に応じて納付することになります。 長期履修による授業料年額 = 通常の授業料年額×標準修業年限÷長期履修許可年限 (ただし、在学中に授業料の改定がある場合には再計算されます。)

注意

  1. (1) 長期履修学生制度を希望する者は、指導(予定)教員の承諾のもとに、長期履修に見合う適切な履修・研究計画をたてたうえで、毎年2月末日までに申請してください。研究形態によっては長期履修制度になじまない分野もあるので、申請前に指導教員とよく相談して下さい。なお、数学分野では原則として認められません。
  2. (2) この制度は留年したときの学費を救済するためのものではありません。
  3. (3) 療養等のため一定期間履修できない場合は、長期履修学生制度ではなく休学の対象となります。

問い合わせ先

学生サポートセンター理学研究科教務担当 電話 06-6605-2504  FAX 06-6605-3648

奨学奨励金制度

平成22年度より、後期博士課程研究奨学奨励金制度(以下、本制度と言います)が発足しました。この制度の骨子は、優秀な後期博士課程学生に、授業料相当額を奨学奨励金として給付して、その研究活動を援助し、発展させる事にあります。この制度を利用して、多くの方々が本学の後期博士課程に進学して活躍される事を、理学研究科は強く希望しております。  本制度の設立にかける理学研究科の意気込みを、特に前期博士課程学生以下の若い方達にお伝えしたいと思います。

理学を志すということ

理学は、人類が何百年もかけて築いてきたかけがえの無い知的財産であり、現代の科学・技術の根幹を構成します。理学が衰退すれば間違いなく国も衰退します。しかし、現在、理学をとりまく情勢は非常に厳しいものがあります。理学軽視の社会的風潮もある中、理学を志す若い世代の皆さんは、国を救う貴重な人材といえます。

後期博士課程で研究する事の意義

理学部学生の多くは、卒業後、前期博士課程(修士課程)に進学します。前期博士課程に進学した大学院学生は、教員の指導のもとで、より専門的な勉強と、研究活動を開始します。この間、多くの方々は、勉強と研究とは非常に異なる事を痛感されるでしょう。前期博士課程在学中に優れた成果を出して、学会発表や論文発表をされる方もおられるでしょう。しかし、もし前期博士課程のみで大学院を修了したならば、それは研究活動のごく入り口をのぞき見ただけにしかすぎないのです。本当の研究活動は、後期博士課程から始まります。後期博士課程で研究する事の意義は、大きく分けて二つあります。一つは、本格的な研究活動を経験する事です。後期博士課程修了後、その研究をそのまま継続する人は多くないかもしれません。しかし、自然の謎を解き明かし、本当の研究活動を行ったという経験は、その方の人生にとって貴重な財産となり大きな自信につながることでしょう。もう一つは、自分の研究成果を構築し外部に発信する事によって、科学の進歩に貢献する事ができるということです。いずれも後期博士課程に進学しなければ十分に行う事はできません。

本制度の意味

このように後期博士課程進学には大きな意味があるのですが、本学のみならず、全国的に見て、理学の後期博士課程に進学する人は多くいません。その原因を調べるために、平成21年度将来計画委員会では、理学研究科の全大学院学生を対象にアンケート調査を実施しました。そこから見えてきたことは、学部時代と同じ高い授業料を払わねばならないという経済的負担が大きな困難の一つになっているということでした。そこで、本委員会では、真っ当に活躍している後期博士課程学生に授業料相当額を奨学奨励金として給付し、その研究活動を支援する制度の検討を行いました。その結果、理学研究科として平成22年度から本制度を実施することになりました。財源は理学研究科の公費を用います。この事業のためにどこからかお金が降って湧いてくるわけではありません。理学研究科が、自らの身を削ってでも、若い皆さんに期待し投資する覚悟を持ったことを、この制度は意味しています。

繰り返しになりますが、本制度を利用して、多くの方々が後期博士課程に進学して活躍し、科学の進歩に貢献される事を理学研究科は願って止みません。

以下は学内限定です。 本制度の募集要項、応募書類等は、理学研究科ホームページの学内向け情報 > 書式集 > 研究奨学奨励(DC対象)に掲載されています。

教員免許

理学研究科

専攻名 免許教科 免許状の種類
数物系専攻 教科・数学コース 数学 中学校教諭専修免許状
高等学校教諭専修免許状
教科・理科コース 理科
物質分子系専攻 理科
生物地球系専攻 理科

この概要は平成29年4月のものです。
ホームページ上での記載であり,内容は変更される場合があります。

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